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震災後10日が経ちました。被災地への救援活動もままならない状態だし、福島の原発事故もいまだ予断を許さない状況です。電気は、計画停電という誰も経験したことのない事態になり、街は、液状化で湧き出した泥が風に煽られ粉塵になって荒涼とした景色です。
そんな中、街から食べ物が消え、ガソリン、乾電池、水、トイレットペーパー、色んなものがなくなりました。
僕らは、いったい何を求めてここに辿り着いて、何を守ろうとしているのか・・・守るべきは命であって、取り戻すのは生活であって、つまらない便利さやむやみな欲求ではないはずなのに。
そう思って、学生の頃に読んだ浜野安宏さんの本を余震の続く震災直後のこの連休にもう一度読み返してみました。便利さをただ闇雲に求め、消費のための生産を際限なく繰り返す現代の消費経済、社会に対する警鐘に、もしかするともう30年ちかく前からの提議に、あえてもう一度思いあたろうと思って。本当に自分に必要なものは何なのか、自分にとっての豊かさの本質は何なのか、必要以上に便利さを求めてはいないか、自分が欲する上限を考えたことがあるか、そんなことをもう一度きちんと今、思い直してみたいと思っています。

家の中にいるときは、どこいった?なんてことがほとんどだったももだけれど、震災以来、そばにいることが増えた気がします。頼られているのは、何となく嬉しかったりもするけれど、もも、どこいった?ってくらいがやっぱりいいかなぁーって・・・思います。

思うこと、あれこれ” へのコメント

  1. ももちゃんもですね。
    シンも側にいる事が多くなりました。
    だから今週末に予定していた歯石除去はやっぱり中止しました。
    頼られるのは嬉しいけれど、同じく平常に戻ってほしいです。
    買い占め。本当に困ります。
    あまのじゃくだから、そうなると意地でも買いたくなくなります。笑
    我が家の地方は平均年齢が高いからか、特に買い占めがひどかったような…。
    おばさん世代の自己チューパワーがひどかった。
    ちなみにお散歩仲間の方が、ガソリンに並ぶのが嫌だからとみんなで横入りの裏道を教えあっていた事に腹がたちました。しかもそれほどガソリンが必要性のない方達なのに。涙

  2. 私はスーパーでパートをしているので、買い占めを目の当たりにしていました。今週になってガソリンは並ばなくても入れられるようになり、スーパーでも買い占めが落ち着いてきたかなと思った矢先、今度は野菜に出荷制限が出たり、今日は東京都の水道水にも放射線物質が指標より高い値が出たり…
    神奈川のお水は関係ないのに、多分明日からはまたミネラルウォーターの買い占めが始まるんだろうなぁ。
    こんなときにこそ、他人に優しくなれる心のゆとりを持ちたいですよね。
    ももちゃんも心細いのかな?まろこは私に体をピタッとつけることが多くなりました。

  3. こんばんは。
    今回の計画停電という事態で考えさせられたのは
    ごく普通にしていた生活がいかに電気に頼っていたかという事。
    たった3時間足らずの停電で、あらためて普段何気なく
    使っていた文明の利器のもろさを痛感しました。
    エアコンはもちろんですけど、石油ファンヒーターも
    ガスファンヒーターも電気がないと使えません。
    固定電話もお風呂も、しかり。
    子供の頃、たまに停電することがあっても
    暗闇にロウソクの灯りで過ごす非日常がある位で
    それほどの不便さは感じなかったように思います。
    昔の生活に戻ることはできないけれど
    ちょっと立ち止まってそんなことを考えてみたりする
    良い機会になったように思いました。
    新しい
     

  4. ぐっさん on 2011年3月24日 at 01:57  

    yukiさん、こんにちは。
    そうですかぁー、シンくんも心配なんですねぇ・・・。やっぱり、延期の方がいいのかもですね。
    買い占めは、ほんと困りますよね。こういうときこそ、一歩引いて、冷静になりたいもんです。
    原発事故からはじまった計画停電、みんながんばって電気を切り詰める生活。多少の不便はあっても、やっていけないこともないことをそれぞれに実感できたはずだし、なんと自分の周りに節約できる電気があったことも改めて実感したはずですよね。
    もっと突き詰めると、ほんとうに原発は必要だったのかということさえ、考え直せるのかもと実感できてきます。
    この震災は、とても悲しい出来事だったけれど、この後の復興の道のりを考えるとき、失われたものをただ闇雲に取り戻すのではなく、改めて、必要なものを見極めて、冷静に積み上げていくそんな復興をみんなで考えるべきだと思っています。

  5. ぐっさん on 2011年3月24日 at 01:57  

    AMAOさん、こんにちは。
    まろこちゃん、くっつき虫なんですね。しばらくは、くっつかせてあげてくださいね・・・。
    ほんと、こういうときこそ少し気持ちにゆとりをもって、周りの人を思いやってやさしく過ごしたいですね。
    一日も早く、安全で、安心して過ごせる日々が被災地と日本中の家族に訪れますように。

  6. ぐっさん on 2011年3月24日 at 02:06  

    小桜さん、こんにちは。
    ご報告が遅れましたが、百々の木の仲間たちに杏ちゃん、載せさせてもらいました。覗いてみてくださいね^^
    計画停電、たしかに、便利さにすっかり浸かってしまった僕らの軟弱さが露呈してしまいましたよね。
    いやぁーでも案外、昔の生活もまんざらじゃなくて、結構、豊かな生活かもですよ^^

  7. 買占め、こっちでもあります。
    ドラッグストアのオムツ、品切れで困りました。
    入荷も未定で・・・。
    こっちで買い占めて東北に送ってるんでしょうか。
    私用で郵便局に昨日行ったら、スーツケース一つを岩手に送りたいと言ってる方がおられました。
    みんな、必死なんですよね。
    でもでも・・・無駄な買占めだけはやめてほしいな。
    子供のオムツ、いつものメーカーじゃないので今朝は漏れてました(泣)

  8. ももハハ on 2011年3月26日 at 09:50  

    りさちゃん こんにちは
    若いお母さんたちほんとうにたいへんですね。
    こちらでは昨日から水道水のことで乳児をもってる
    お母さん困っています。
    いえ、乳児でなくても成長期の子供さんがいるご家族は
    みんな心配ですね。
    でもこちらのスーパーは段々商品が戻ってきました。
    スーパーも買い占め出来ないように色々制限してくれてるからも
    あると思います。
    古い話しですが子供の頃「オイルショツク」で世の中に
    トイレットペーパーがなくなったことがありました。
    でもその時、去年亡くなった母は一切買いに走ったりしませんでした。
    皆血眼になっているのに平然としている母に子供ながらに
    大丈夫かと思い聞きました。「ウチは買いに行かなくてもいいの?」
    って…すると母は「みんながそんなこと思うからなくなるんや。
    なけりゃ無いでなんとかなるなる」と涼しい顔して言いました。
    昭和の母はキャパが広いですね。結果、すぐにトイレットペーパーも
    戻ってきました。
    みんながそんな包容力と思いやりがあれば不安も軽減するのにね。
    今回の事、母が生きてたらどう言うでしょうね…

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