日別アーカイブ: 2011年4月15日

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震災の混乱の最中に最終話となったテレビドラマ、そのモチーフになっていた冬に咲くサクラ、啓翁桜。
被災地の山形は、その栽培地として有名で、このドラマの舞台となった場所も山形でした。でもじつは、実生の桜は、3月下旬から花を咲かせるのだそうですから、特別、啓翁桜が早咲きとして扱われるものでもないようです。
元来、桜は、秋がきて休眠中に一定期間の低温条件が整うと開花ができる状態になって、そのまま春を待つのだそう。その一定期間はおよそ500時間、秋の訪れが早い山形では、桜が休眠に早くに入るため、花芽が木を覆う様になれば早々に枝を切り出しハウスに入れます。促成栽培のハウスの中、桜は春が来たと勘違いをして真冬に花を咲かせます。
さて、きっとこの子もハウス育ちなのだろうから、この時季に花を咲かせているのは、もしかすると季節外れということなのかもしれません。とても爽やかな香りがして、ももも興味津々の様子です。
今頃、山形の里山の啓翁桜も、きっと花を咲かせる準備をしているのだといいのだけれど・・・。

百々⋅ 5歳8ヶ月26日
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