日別アーカイブ: 2012年3月7日

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まだずいぶんと若かった頃、とんでもないことがない限り、恐らく自分より先に逝ってしまうことになるであろう犬や猫を飼うのは切ないなぁーと思っていた僕に、犬好きの友人がこんなことを言いました。
「犬は、おまえが飼おうが他所の人が飼おうが、たとえ誰にも飼われることがなかったとしても、そんなこととは関係なく彼ら自身の一生を全うする。それでも縁があっておまえと知り合えて、一緒に暮らした時間があったなら、その喜びはその子の中に確実に残って、その幸せを実感して一生を全うする。先にある別れを思って寂しがることよりも、縁を繋げたことをまっすぐに喜んで、日々一緒に暮らせることの喜びを実感しながらお互いに生きることの方が、とても素敵なことだとは思わないか?」って。
それが短いか長いかはわからないけれど、彼らが一生を全うする最後の瞬間まで、お互いに寄り添い暮らせる喜びは、自分たちにだけではなく、それこそ犬や猫たちにこそあることに思いが至らなかったなぁーとおもって、ハッとしたものでした。
そう思って、いま百々とぼくらはいっしょに暮らしています。

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百々⋅ 6歳7ヶ月18日
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